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SARZ【Dokidoki リフォーム大作戦】

[92]はじめ


つばさ「はぁぁ、それにしても、この家、何か物足りないなぁ。」

らん「そうですねぇ、がらーんとしてて」

(青汁を一気飲みした)ジュン「ゴホッ、ゴホッ、そうは思わないんだけど…ゴホッ!」

つばさ「いや、だってさぁ、居間にはテーブルにテレビに棚にタンスでしょ、」

らん「台所もいたって普通でしたし、」

くるみ「冷蔵庫の中身も普通だったの〜!」

らん「何だか、在り来たりな家って感じですよね。」

ジュン「ゴホッ…、在り来たりでもどうでもいいんじゃないの!!?」

つばさ「これじゃぁ鳥かごの中の方がマシだよ。」

ジュン「し、失礼な!!!」

くるみ「じゃぁさ、皆でこの家をリフォームするってのはどうなの〜!?」

らん「いいですねぇ、ステキな家にしたいですぅ」

つばさ「ボクも賛成だよ★」

ジュン「賛成だよって、勝手に人の家をリフォームなんかしていいの!!?」

つばさ「いいじゃない、ボ ク た ち の 家 な ん だ し 。 」

くるみ「そうなの〜!」

ジュン(こ、この方達は………)

らん「では早速リフォームを開始しましょう♪」

つばさ「そうだね★」

くるみ「リフォームの始まりなの〜!」

ジュン「ちょ、ちょっと待ってよ!!!」

らん「あら、ジュンちゃんはリフォームをやらないのですか?」

ジュン「やらないに決まってるでしょ!!!!!あたしは勝手に他人様の家を荒らすようなマネをしたくないの!!!!!」

らん「もう、荒らすわけではないですよ。便利に暮らせるようにするだけですよ。」

つばさ「そうそう★」

くるみ「それなら、ジュンちゃんはお外に出てればいいの〜!」

らん「その間にらんたちでリフォームして、ジュンちゃんをあっと言わせるような家にしてみますから。」

つばさ「さぁさぁ、見習い守護天使として、出た出た!」

ジュン「わ、解ったよ………」


 ジュンはいやいやと家を出ていった。


ジュン(はぁぁ、あの人たちは何をしでかすんだろう………)

ガチャガチャ         ドーン  
     ギリギリギリギリ
  ウィーン
        ズゥゥゥゥゥゥゥ
ガタッ       カタカタ
         ズドーーーーン
   ガン

 ジュンが外にいる間、家の中からは騒音が鳴り響く。その時、ジュンの前を、若い女の人が通った。女の人はジュンに気づくと話しかけてきた。


???「こんにちは。」
           ギコギコギコギコ
ジュン「あ、こんにちは。」
          ザクッザクッ
???「そこに立って、誰をお待ち
ですか?」

ジュン「あ、ちょっと深い事情が
ありまして………」
           ズシーン
???「そうですか。私はこの
アパートの管理人の娘の
立川はるかといいます。」
        ガリガリガリガリ
ジュン「あ、管理人さんの娘さんですか。」
          ジャーーーーーー
はるか「はい。ところで、何だか
睦さんの家が騒がしい
みたいですが………
入ってもいいですか?」
      ギーーーーーーーー
ジュン「あぁあぁあ、今、
ちょうどリフォーム中で
ありまして…業者の方たちが
来ていらっしゃるんです………」    

    ………緊張の一瞬………

はるか「あ、そうなのですか。
それで貴方は家に入れないで
家の前にいるわけですね。」
      ザーーーーーーーーーー
ジュン「あ…、はい、そうです。」

はるか「ところで、貴方は睦さんの
お知りあいさんですか?」

ジュン「あ、はい…、一応………」
          ドンドンドンドン
はるか「あ、そうですか。睦さんとは
どうゆうご関係で?」

ジュン「あ、あの、その…、い…、
睦 さ ん の い と こ で す ! 」

はるか「あ、いとこさんでしたか。
それにしても睦さんにこんなに
可愛くてカッコイイいとこが
いらっしゃったなんて。」
              バキッ
ジュン「あ、ありがとうございます。」
           ガツッガツッ
はるか「では、私はおじいちゃんに用が
あるので、これにて、」
          ズズズズズズズズ
ジュン「あ、はい。さようなら。」
             バシッ

 はるかは去っていった。        

              ドゴン
ジュン(はぁ、このまま逃げたいなぁ。)

らん「ジュンちゃ〜ん、終わりましたよ〜♪」

ジュン「もう!!!!!??」

らん「さぁさぁ、入ってみてくださいよ♪」

ジュン「わ、わかったよ…。」


 ジュンは言われるままに家に入ってみた。


ジュン「 あ゛ 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !  ! ! ! ! ! ! ! ! ! 」


 ジュンの目の前には…………………、トイレの便器が立ちはだかっていた!


ジュン「な゛、なんで玄関を開けていきなりトイレがあるの〜〜〜〜〜!!!!!?????」

らん「あら、これなら外出から帰ってくるとき、トイレに行きたいと思ったらすぐに行けますよ♪  学校帰りの道中、その時突如不幸は襲ってくる。う、し、しまった、もれる!!!こらえながらも必死に家へ向かって走る!!!そして、家に着き、玄関のドアを開けると、そこにはお目当ての便器が待っているではありせんか!はぁぁ、神様、有り難う!!!  っとなるわけですよ。」

ジュン「そりゃそうだとは思うけど、何も、入り口でいきなりトイレかい!!?」

らん「んんもう、つばさちゃんたちの所にもいっトイレ!な〜んちゃって★」


 …………………………


ジュン「わ、わかったよ。」


 その時、つばさが「ONE DROP」を歌うのが聞こえてきた。恐る恐るその歌の聞こえてくるところに行ってみると、

     ………

 つばさが風呂に入ってた。しかも、何故かその風呂には………、

 天井と壁が無い!!!!!!!!!!!!
ジュン「つ、つばさ〜〜〜〜〜!!!!!!」

つばさ「♪あ〜りが………、お、ジュンじゃん。ジュンもお風呂入る?気持ちいいよ★」

ジュン「気持ちいいよ★、じゃないよ!!!何でこの風呂には天井と壁が無いの!!!!!??」

つばさ「ああ、このお風呂、景色が見れなくて淋しいから、いっそのこと、天井と壁を無くして露天風呂にしようかなぁと思ってさ。」

ジュン「そ、それじゃ外の人に丸見えじゃん!!!」

つばさ「そんな堅い事気にしないの★」

ジュン「気にするよ!!! ところで、つばさ、さっき(中編で)50℃のお湯が出ないから風呂には入らないって言ってたよね?何で入ってるの?」

つばさ「ああ。50℃のお湯が出るように給湯器を改造しておいたからさ。これでジュンも暑〜いお風呂に入れるよ★」

ジュン「………」

つばさ「ジュンもお風呂に入る?景色も見れて、暑くて、気持ちいいよ★」

ジュン「入らないよ!!!」

つばさ「ほれほれ〜、遠慮しないでさ〜♪」


 つばさは、風呂のお湯を手で叩いてジュンにお湯をかけた。


ジュン「あ゛づ〜〜〜〜〜!!!!!」


 ジュンは華麗なギャロップで風呂を出て、居間に逃げ込んだ。


ジュン「な゛、何だこれは〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」


 居間には土が敷かれていて、向日葵(ひまわり)の花が沢山植えられていた。


くるみ「あ、ジュンちゃ〜んなの〜!」

ジュン「くるみ、一体何なの、この向日葵畑は!!!!!??」

くるみ「くるみ、向日葵の種がい〜つでもい〜っぱい食べられるように、この部屋を向日葵畑にしたの〜!!!」

ジュン「な゛………、居間は食事をしたり寝たりするところなのに、勝手に向日葵をこんなに生やして…!!!」

くるみ「これだと毎日ピクニックの気分でいいの〜★」

ジュン「よくないよ!!!」

らん「まぁ、向日葵畑なんて、長閑でいいですねぇ♪」

つばさ「そうだねぇ★」



 らんとつばさが居間(向日葵畑)に入って来た。


くるみ「でへへぇ〜、いいでしょ〜なの〜♪」

らん「でもこれでは向日葵にお日さまが当たらなくて、すぐに枯れてしまいますよ。それに、向日葵はのっぽさんですし、すぐに天井にとどいてこれ以上は伸びなくなってしまうのではないでしょうか?」

つばさ「なるほど、それならボクに任せてよ!」

ジュン「ちょっとつばさ、あんたこれから何するの!!?」

つばさ「アカイワノイチニチノリヨウキャクハロクニンダケ………バシルーラ!!!」


 すると、家がみしみしと軋み、見ると居間の天井の部分だけがベリッといってはがれ、空の彼方へ飛んでいってしまった!!!!!


ジュン「○×△□♂♀Ω!!!!!」

つばさ「ふぅ成功したね★」

くるみ「やった〜なの〜!これで、向日葵がもっともっと大きくなるの〜!」

らん「それに、天井が無くなって何だか開放的になりましたねぇ♪」

ジュン「 … … … … … だ め だ こ り ゃ … … … … … 」

                      【続く】

次回予告:『SARZ【決着!】[最終回]』

メール 2003年06月13日 (金) 06時42分


[93]エマ
Re:SARZ【Dokidoki リフォーム大作戦】


な、なんか…3人の変人度がさらに増しているような…(笑)

アパートのリフォームというお話はしっぽ本編でもありましたけど、それとは悪い意味で雲泥の差ですね。
つばさちゃんは外から丸見えでも気にしないなんて…そんなコじゃなかったはずなのに…(笑) しかも50℃のお湯じゃないとダメなんてなにガンコ親父みたいな事言ってるんですか!

くるみちゃんは勝手に栽培始めるし、屋根は飛ばすし…(苦笑)
あと、らんちゃんがおトイレマニアというところが個人的に許せません!(笑) 「いっトイレ!」なんて親父ギャグまで…。本家の「らんちゃんぺっ☆」といい、らんちゃんはギャグだとお惚け(というかおばか)娘になってしまいますね(^^;

ジュンちゃんの苦労はまだまだ続きそう……。最終回、期待してます(笑)

2003年06月23日 (月) 21時09分




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